焼酎もろみを単式蒸留器で蒸留したもの。酒税法により、そのアルコール度数は45度以下と定められています。甲類焼酎が何度も蒸留を繰り返すのに対して、一度だけの蒸留なのでアルコール以外にも微量の香気成分や脂質などが多く抽出されるため、個性豊かな焼酎が多く生まれるのが特徴です。また、酒税法の改訂に伴い、指定された原料を使用し製造された焼酎は「本格焼酎」と呼称されるようになりました。鹿児島の焼酎を始め、現在流通している乙類焼酎のほとんどが本格焼酎のため、現在では乙類焼酎と呼ばれることは少なくなっています。